• The Chamber Symphony No.3(2024)

      Chamber Music
    • Music Future Band

    • Duration - 22:00

    • Ⅰ. Symphonia 8:00'

    • Ⅱ. Invention for two voices 7:00'

    • Ⅲ.Toccata 8:00'

    The Chamber Symphony No.3

    2020年にピアニストの滑川真希さん、Philharmonie de Paris、Arts Electronica Festivalからの共同委嘱で作曲を開始したが、Covid-19のためコンサートが2020年に延期されたため楽曲の仕上げも2022年の春となった。
    当初Sonatinenと題して3楽章の楽曲として完成したが、作曲が遅かったせいで初演は第3楽章のToccataのみとなった。誠に反省しているのだが、その時の真希さんのパフォーマンスはパリの観客を完全に魅了した。
    そして今年Music Future用に書き直せないか?と思いつき、1月より編曲を試みたが、実際原曲自体も修正して全く別の作品に仕上がった。そこでタイトルもChamber Symphony No.3(室内交響曲第3番)とした。

    4月には完成したが、元々ピアノのソロという制約もあったので同時に多くの要素を入れることはできなかった。そのため2声部を基本に作曲したので(のちに3声部に変えたため作曲が大幅に遅れた)それを活かせる方法として僕のSingle Track Musicという単旋律を基本としたオーケストレーションを導入した。その説明は省くが、その方法によりピアニスティックなパッセージとうまくマッチして立体的な楽曲に仕上がった。
    全3楽章、約22分の作品となった。